ストレリチアについての情報伝達は遅れていましたが、この秘話も1100号を越えて、今まで公開されなかった知識が広まったことは確かでしょう。でも、送り手の私には、これでいいのか、との不安があるのです。私は、現実に自分の目で見、経験した事柄を書いていますが、結果は抽象的な情報になるだけで、私の目の前の実物まで伝えることは出来ません。
つまり、全容を伝えることが出来ないのです。写真にすることは或る程度まで出来ますが、全てを伝えることはできません。
例えば、優秀品種の解説は、情報として読むことが出来るのは 2000人いても、実物を見た人はわずかで、手にした人に至っては数名に限られます。特殊な品種では1、2名しかいません。(超特殊品は私が説明しない限りは見えませんが)それほど、実物にふれる経験をする人が少ないのです。これは、言い方を換えれば二極化しています。情報でしか知らない人と実物を直接、ふれた経験のある人のの違い、ともいえるでしょう。
ストレリチアは完々、実体のある植物なのです。それなのに情報だけが広まるのは、何か幽霊でも送り出したかのような錯覚さえ覚えてしまうのです。情報は実物と重ねて初めて意味があるのにです。
