ストレリチアを鉢植えにするには、先ず、鉢の大きさを決めなければなりません。これが、また、簡単ではありません。
1,鉢の大きさ
慣れない初心者は大きめの鉢を選ぶ傾向がありますが、これはストレリチアが見る見るうちに育つだろうとの想いからでしょうが、そうはなりません。その株の必要以上の用土が入るので乾きが悪く、水やりが難しくなってしまいます。やはり、理想は植える株の大きさぴったりか、或いは、ほんの少し大きめが良いのです。2年後には、もっと大きな鉢~緩めたり、株分けしたりがあるわけですが、それも最初の考えたほど大きく育つわけではありません。小さめと思えるぐらいがちょうど良いのです。
2,鉢の材料
昔は陶器製ばかりでしたが、現在はプラスチック製が中心です。陶器の鉢はストレリチアに向いていません。根の伸びが早いので、鉢が割られてしまうのです。板張りもありますが、大鉢仕立てには良いでしょう。一番、便利なのはプラスチック製です。少々、安っぽいのが多いのですが、弾力もあり、選べば上質な品もあります。
3,鉢の形
これは大事です。背が低いよりは、縦長、腰高が似合います。特にジャンセアやパービフォリによりませはピッタリです。標準の形も悪くありませんが、レギーネ向きでしよう。腰高の鉢は強風に弱いので何らかの処置をした方が良いでしょう。
4,素焼き鉢の良、否
昔は多く使われましたが、現在では、余り見かけなくなりました。乾きは良くても割れやすいので向いていません。
