ストレリチア秘話No.1178 ストレリチア繁栄の二筋道 自身の増殖が 開花の増加か

 ストレリチアは生物の一員として、自分自身のために生きているのであり、人間に奉仕するためではありません。ただ、その道は個体によって様々です。それは、大きく二つに分れるでしょう。

A,自身を強化し、株を殖して繁栄を目指すことです。この傾向は根強く、多くが、この形質を備えています。千年も長生きするには優れた戦略といえましょう。ただし、人が栽培するのは,花が目当てですから、株がいくら殖えても花が少なければ期待はずれになってしまいます。そこで、両者が歩み寄った一致点を探そうとするのですが、なかなか微妙な問題です。

B,開花を多くし、種子で子孫を殖そうとします。でも、長生きの集団ですから、毎年、数多くの参入があると殖えすぎになってしまいます。そのために、発芽や生長にブレーキがかかってしまうのです。この方法は悪くはないにしても頻繁に使うわけにはいきません。人が栽培する場合は、これこそが目的ですから、大いに望まれるのですが、残念なことに、この望ましい形質を備えた個体は、そう多くはありません。自然では多くを必要としないからです。

 現実の、ストレリチアは、この両者が入り混じっていて、ある時期しか本性を現しませんから判別が簡単ではありません。この章の目的はストレリチアを選ぶ際の心構えにあります。質の上、下などでなく、1番の基本は、人の望みに合致するか、どうかを選ぶのですよ、といっているのです。