ストレリチア秘話No.1181 人間社会とストレリチアの都合とずれ

 11月は涼しくなり、ストレリチアの開花に最適のシーズンです。オレンジ系はピークに入り、黄色種も早いのが加わりますから、最も数が多く、どんな需要にも応じられる準備が出来ているにも拘わらず、残念ながら人間社会の方が応じられる態勢にないので花が余ってしまいます。仕入れる花屋さんも、年末になれば高値で仕入れなければならなくなりますから、今のうちは休んでおこうと安値になりやすいのです。

 1年で1番、切り花価格が上がるのは正月の生け込みを控えた12月末です。近頃は、クリスマスの需要が多くなりましたので進行が早めになりました。でも、特別に増えたわではないようです。なにしろ、長持ちする上に高価ですから、クリスマスが終わると、そのまま、正月用に移す使い方が多いようです。生産者が困るのは、いくら需要が多くても、ストレリチアは開花をコントロールすることは出来ないことです。ハウス内の温度を上げれば少しは早めることは出来ますが、経費とのバランスを考えれば、そうそう、やれることではありません。それに、ただ、早めるだけで総量が多くなるわけではないのです。

 それにしても冬は寒くて花を多く咲かせられませんので切り花は高価な季節です。そこでストレリチアの切り花を、遠慮なく、ふんだんに使うには11月がお薦めなのです。

 遅くとも12月初めまでです。中旬には、そろそろ、買いが入って値上がりしてきますから。

 ストレリチアの切り花価格は季節の差があるのです。