私のストレリチア栽培場の最大の雑草はムラサキ カタバミです。毎年、目の敵にして堀り取って捨てるのですが、いつになってもなくなりません。捨てるのも気を使います。うっかりすると、却って生きてしまうからです。私の地域の農家では、イケナイ草と呼んで嫌うのですが、どんなことをしても退治できないからです。周囲の道路を歩けば、迷惑なセイタカアワダチソウがいくらでも繁茂しています。それなのに、大切に垣根の陰に植えたエビネは翌年には消え去ってしまっていました。植物の生命力の差を改めて感じさせられています。こんなことを取り上げるのは、植物栽培上の大問題であるからなのです。
植物栽培といっても、いろいろなのです。人が、すべてを面倒みなければ生きられない植物は放置されたら最後、もう生きられません。それに引換え、自力で生きられる植物はビクともしないのです。人が栽培するといっても補助的な役割なのですから。我が家の地植え圃場では、人の手を必要としない点では、ストレリチアも、ムラサキカタバミも同列です。だから、私は安心していられるのです。私は、人の手を離れたら生きてゆけないような植物を相手にする気にはなれません。
