春、地植えから掘り上げて鉢植えにした株に、次々に花芽が上がってきてあきれています。
新芽は2、3枚出てはいるものの、まだ、完全に回復したわけではありません。もう1年たった今頃なら十分な状態になっているはずなのに、止めようがありません。
花を咲かせる条件は、植物によって色々です。気温の影響を受けたり、日照時間の長短もあり、中には花の養分の蓄積を待たねば動けないものまで様々です。では、ストレリチアは、というと、このどれにもあてはまらず、原因がはっきりしないのです。不足条件が何もないのに拘わらず、何十年も花を出さないものもあるのです。私はストレリチア花芽形成には遺伝子、DNAの指令が基本にあると思っています。
掘り上げ、移植後、まだ、回復は十分でなくても、指令は前年通り出てしまうのです。これには現状への配慮があまり感じられません。つまり、周囲の影響を少ししか受けていないのです。このことから分かるのは、花立ちの悪い株には栽培上、どんなに環境条件を変えてやっても花立ちには影響しない、ということです。ここにストレリチアの特殊性があるのです。
それに対して他の植物の常識を当てはめるのは無駄というものでしょう。
