ストレリチア秘話No.1186 21世紀の前半の代表はパービフォリア 後半はジャンセア

 ストレリチアも時代と共に代表が替ります。20世紀までは、オレンジ レギーネが主流でした。他の種が無かったわけではありませんが、殆ど知られていなかったのです。後半になると黄色種が誕生してきました。この辺りから変化が始まったようです。その後、徐々にジャンセアやパービフォリアが少し出てきたのですが、オレンジ系だけの頃は、まだまだ、注目されるほどではありませんでした。

 動きが少し出てきたのは21世紀に入り、ジャンセアに黄色種が出現してからです。このジャンセアは、あまりにも進みすぎていたために、まだ動きが緩やかですが、この実生苗の中から多くのパービフォリア黄色種が出てきたのです。私は、この辺りから動きが始まったとみています。ここで、念のため整理をしておきましょう。

A,オレンジ パービフォリア

これは私が20年以上も前に試しに交配したもので、結果は良かったのですが、世の中が認めてくれませんでしたので後続がないのです。僅か10本しか作らず、その内の2本を残しただけですから、今となると貴重品です。

B, パービフォリアゴールド(ジャンセアゴールド系)

 ジャンセア ゴールド実生苗から出た中葉系で少しずつ出回り始めています。なかなかの優秀品種も多く。花立ち、生育共に良いので期待出来ます。今後、広まることでしよう。

C, パービフォリアゴールド「ゴールド クレスト系×ジャンセアゴールド」

Bの系統はジャンセアから生まれたのですから、葉が小さいのはいいにしても形質はジャンセアです。それをオレンジ パービフォリア同様、レギーネの遺伝を加えて、葉も中程度にして、生育の良さ、花立ちの増加を期待した交配なのです。ジャンセアゴールド育成には、一度、ゴールド クレストの遺伝が入っていますから、それを強化する意味もありました。まだ、やっと小苗が出来たばかりですから、結果を見るのは、先のことです。苗の数も多くしましたから、性能が良ければ、これからの時代を背負う品種になることを期待しています。

 パービフォリアは小さいながらも葉がありますから、なじんでもらえますが、ジャンセアは、もう少し時間が掛かることでしょう。ストレリチアは生育に年数がかかりますから、ペースが合わないことでもありません。