ストレリチアの授粉をしてくれるのはサンバードです、この鳥はストレリチアの何に惹かれて近寄ってくるのでしょうか？広々とした草原の中で目立つオレンジ色の花でしょうか。それも一つの理由かもしれません。同じように訪れるアロエの花もオレンジ色系ですから。だけど、それが、すべてだとは言い切れません。同じストレリチアでもニコライを始めとする大型種の花は白くて目立たない色なのです。だとしたら、花の色ではなくて本来の目的の蜜でしょうか？いや、これも確かだとはいえません。この花の蜜は殆ど香りを出しませんし、また、少しは香ったとしても、嗅覚の鈍い鳥が感じ取れるとは思えません。では最後に残るのは、花の形が鳥に似ていることでしょうか？これは取る程度、真実に近いように思われますが、サンバードが訪れる他の花は、特別な形をしているわけではないところをみると、これが、すべてだとは言えなくなってしまいます。
私もストレリチアの魅力に取り付かれてしまった一人です。今までにも繰り返し「ストレリチアの特徴」を言葉で表現してきていますが、おおよその表現が出来ているとは思うものの、完全に正中した感じにはなれないのです。まだまだ、のレベルだからでしょう。
これからも、「ストレリチアの魅力とは何か」の追求がライフワークだと思っています。
