ストレリチアは、あらゆる点で評価の基準がはっきりと定まっていません。価格の問題一つ取り上げても、それを決める条件は整っていないのです。古くからのものであれば、長い間に整理が出来ているのですが、ストレリチアは新しく出現して間がないために組織がなく、決定する機関もないのです。
そこで間違いも起きます。新しく参入した人は、すべて定まっているものと誤解してしまうのです。自分が知った価格を決まったものと思い込んでしまいます。例え、それがある一部にしか通用していなくてもじていますから、別価格をもちこまれると、それは間違いであるとするようなことも起きてきます。何しろ、正式な決定機関がないのですから。結果として、ほぼ、正しいと判断出来た人が有利となります。簡単に言いますと、ストレリチアの価格はバラバラなのです。どれを採用するかは、その人、次第なのです。切り花の場合は市場が価格を決定します。この場合は需要と供給の関係が大きく影響してきます。それにしてもわかりがよいといえるでしょう。
花の良否の判定は難しい問題です。価格は、まだしも数字ですが、美しさの規準は曖味です。組織があれば集団で判定することが出来ますがストレリチアにはありません。個人の判定に任されているだけです。未だ、他にも課題があるでしょうが、似たようなものです。
