このようなルートで手に入れたストレリチアも、何年かすると、その実態が現れてきます。そこで性能の不足を栽培技術で対応しようとするのですが、これはどうにもなりません。そこで、この問題は、私の所へ持ち込まれます。だけど、私にだって解決策があるわけではありません。
結論は、こういう経過を辿るのは、ストレリチア栽培の一過程であって、掛かった経費は授業料、と考えれば良いのです。誰だって、この経過を辿ります。初めから一人前の人などいないのです。この私だって同じでした
私の理想は、「品質＝価格」です。価格に品質以外の条件が入ってはならない、と考えています。しかし、世の中の実態は、なかなか、そうなってはくれません。
今、私の手元にある優秀品種、やがては、これを手に入れる人が出てくるでしょうが、それは簡単なことではないことがよく分かっています。正しいルートでアプローチしなければ、近寄ることも出来ないのです。
このストレリチア眺めながら、改めての感慨に浸っています。