これはペットを飼っている人たちには、当たり前のこととして受け止められているのですが、植物だって長い間には大きな影響を受けていることは間違いありません。例え、放任栽培で、殆ど面倒を見なかったとしても、人に構わず、独立、独歩の生き方で表現しています。
日射、通風、水やり、施肥と配慮の行き届いた栽培では、ストレリチアは、理想的な姿に仕上がっていることでしょう。また、あまりにも面倒を見すぎる過保護を受ければ、弱々しく、敏感な株になることでしょう。
ストレリチアは生長が遅く、環境の変化に敏感には反応しませんが、それでも、長い間には、いつの間にか影響を受けるのです。ストレリチアだから、とて、中立の存在ではありません。自然のままの自生地でさえも、場所が違えば、その環境に合わせて姿も、そのほかの性質も変わるのです。
ストレリチアは頑固ですから、何もかもが変えられる訳ではありませんが、相当な部分が栽培する人の影響を受けていることは間違いありません。