ストレリチアといえば、何を思い浮かべますか?華やかな花であり、それを取り囲む葉や葉柄でしょう。でも、それらは外側に見える部分であって、実は、地中にある根茎が体積、重量、共に植物体を占める割合では最大部分なのです。
鉢植えでは、根の力が強くて割られてしまうことが起きます。普通の植物では、こんな現象は、まず、見られません。鉢穴から、みるみる内に根が這い出て、地中に伸びてしまい。水やりを忘れられても全然、影響を受けない、などは、よくあることです。地植えの場合は、もっと激しいのです。ハウス内が居住区に限定されているわけではありません。ハウスの外、数メートル以上は楽に根が張っています。遠く離れた所からも養水分を吸い上げているのです。栽培者は自分の想定内だけに肥料や水をやっていますが、ストレリチアは、そんな狭い場所だけに生きているわけではありません。
しかも、葉や茎は、寒さや乾燥など、外界の影響を受けますが、土の中は守られていますから冬でも活動しているのです。私たちには外側から見ることは出来ませんが、総量は想像以上と見て間違いないでしょう。だとしたら、生命活動の中心部位であることは確かです。
それなのに軽視されてきたのは、動物の頭脳にあたる部分が見当たらないことで、指揮系統のメカニズムがどうなっているか、まだ不明な点にあります。
でも、やがて解明されるでしょう。現在の私たちは、何とか、そこまでは辿り着いたのです。
