ストレリチア秘話No.1189 あなたは「これぞ私の誇るストレリチア」を持っていますか?

 私たちストレリチア愛好家は生命のある植物を相手にしています。ストレリチアを単なる物や草として扱っているのでないかぎり、愛着が出てくるのは当然の成り行きです。趣味が深くなれば、なるほど、人と植物の距離が近づき、果ては一体化する境地にまで達してしまうことも起きてしまいます。これを[理想]と呼んでいいかは分かりませんが、この方向に進んでしまうことは確かです。

 こうなると、人の気分がストレリチアに乗り移ってくるのです。こうなると、それは、「世界で唯一つ、私のストレリチア」の存在になってしまいます。他の人の評価はどうあれ、自分の規準が優先するのです。でも、差し出がましい私の意見では、その人と社会の規準が近いことが望ましいと思えます。物事は社会の評価抜きではなりたたないからです。自分の好きなストレリチアを社会の人々も受け入れてくれれば、嬉しさも倍加するでしょう。

 このような境地を目指すのが趣味の究極ではないでしょうか。