ストレリチア秘話No.1192 縁が遠いほど良縁とされるストレリチアの世界

 一般の愛好家にはストレリチアの遺伝は関係ないと思う人が多いかも知れません。でも、最先端では今、何が行われているかを、知る、知らない、は大変な違いを生みます。しかも、それが遺伝に拘わるとあっては、これから手がけるかも知れないストレリチアのことかもしれないからです。その情報を早くから知ることが悪いはずがありません。

 遺伝は、父方、母方、双方の遺伝子の組み合わせで成立します。簡単に言えば、両者の緑が遠いほどよい結果が生まれ易く、近いほど良くないとされています。関係が遠いほど、今までにない、新しい結果が生まれやすく、近いのは自家受粉、近親結婚で可能性の範囲が極端に狭くなってしまうことです。

 ストレリチアの場合は、自生地は小さく、原種も少ないので、この範囲が狭いので親を選ぶのに骨が折れるのです。そこで現在、計画中の一例を挙げますと、[レギーネゴールド A ✕ジャンセア ゴールド]です。矮性の鉢物用を目指した交配です。

 [ゴールドA]は原種ですから、最高に遺伝が離れています。相手のジャンセアゴールドは複雑な遺伝を背負った最新品種です。今のところ、これほど離れた関係の組み合わせは考えられません。

それでも、結果は見るまではわかりません。