ストレリチア秘話No.1195 ストレリチア自生地の岩石群が教えるもの

 前章にて、ストレリチア自生地には岩石が多いと書きました。私は南アフリカの自生地を合計7回訪れていますが、それは、あくまでも、お客様としてであって、1カ所当たりは、せいぜい数時間程度であって、そんなに長く在できたわけではありません。岩が多く見られたといっても、それは外から見た風景であって、地面の中まで見たわけではありません。

 従って、あくまでも想定するしかないことです。

 多分、大きな岩石の山が崩れて運ばれてきた土砂が形成した地盤であろうと想像されます。大きな河川や水が運んできた細かい泥や砂で出来た平野と違い、まだ形成途中の若い、未熟な状態だろうと思います。結果として、まだ、細かい土は多くなく乾燥しやすい土地なのではないでしょうか。これこそ、ストレリチアが望んだ条件だったのでしょう。

 1番、おおきな自生地の「プルートの谷」は、丘の急斜面で岩石はありませんが。水は流れ落ちて、留まることのない場所です。ここは土質ではなく、乾きやすい構造でえらばれたのでしょう。とにかく、ストレリチアが自生しているのは、その地域の中でも乾燥しているために大きな木が進入できず、しかも、必要、最低限の水がえられる場所です。こう見てくると、イーストロンドン一帯は広くても、ストレリチア生きられる土地は少ししかないことがわかります。

 そこで私たちに課せられるのは、このストレリチアの望みを栽培に生かすことなのです。