ストレリチア秘話No.536 デリケートなストレリチアの花
前にストレリチアの花の鮮度はメシベに現われる、と述べました。次は「2番目は花弁に現われる。青紫色が褪めて白っぽくなってしまう」ことです。咲き始めの花弁は、鮮やかな青紫色に輝いていますが、日光にあたると翌日は、もう、色が...
前にストレリチアの花の鮮度はメシベに現われる、と述べました。次は「2番目は花弁に現われる。青紫色が褪めて白っぽくなってしまう」ことです。咲き始めの花弁は、鮮やかな青紫色に輝いていますが、日光にあたると翌日は、もう、色が...
ストレリチアの育ち方には二通りあります。一つは大型の有茎種で、一本の茎が伸び上がり、長い間、生き続けます。このままでは、いつまでも一本のままですから、増えるためには根元から子株を出します。それが、また、茎を伸ばして孤立...
ストレリチアの草姿について
私のストレリチア品種改良の目標の一つに「苞を、もっと紅く、鮮やかに」があります。 いったい、なぜ、こんなにも紅い色にこだわるのでしょうか。ただ、単に私だけの好みがさせているのか?それとも、まだ、ほかに隠され...
ストレリチアの花はさまざまな色彩で構成されています。萼片のオレンジ色(黄色も)、苞の紅色と緑色、花弁の青紫色が基本となるでしょう。私たちは、ふだん、狭い所でしか花をを見ていませんが、自生地の、だだっぴろい草原に立つと、...
別に威張るつもりはありません。得意になっているわけでもありません。気がついたらそうなっていただけのことです。私の周囲はストレリチアの名花だらけで、いつも、満足を与えてくれる花々に囲まれて暮らしています。でも、時には、実...
植物には神経系はなく、従って頭脳もないとされてきましたが、最近の研究では動物とは違う方法で情報伝達が行われていることがわかってきました。それでも、その情報がどこから発されているかは、まだわかっていません。そこで、この説...
ストレリチアの無茎種には、レギーネもパーヴィフォリアもありますが、究極に辿りつくのは、はジャンセアである、と思っています。それは、今までの植物とは違った、独得の形質を持っているからです。それだけに、まだ、人気は今イチです...
白然の掟から離れたストレリチアは、野放図な生長に走るから、何らかの規制が必要ではないか、というのが前章でした。そこで代わりに取り得る技術の一つが剪定です。ストレリチアには枝がありませんから、整理して切り落とすのは、葉、...
前章からの続きです。今まではストレリチアが人工栽培では野放図に生きやすいことを主に栄養面からみてきましたが、どうも、それだけではないのではないか、というのが、との章です。 ユイテンハーグのジャンセア自生地は南北に道路が...