ストレリチア秘話No.79 ストレリチアと植木鉢
人は大昔から植物を容器に入れて栽培してきました。ギリシャや漢の時代には、すでに優れた作品の鉢まで現れています。植木鉢は、植えられる植物に合わせて作られます。ランの鑑賞のための中国鉢、盆栽用の日本の鉢。これらの中には、美...
人は大昔から植物を容器に入れて栽培してきました。ギリシャや漢の時代には、すでに優れた作品の鉢まで現れています。植木鉢は、植えられる植物に合わせて作られます。ランの鑑賞のための中国鉢、盆栽用の日本の鉢。これらの中には、美...
植え込み用土の最後は軽石です。榛名山産が多く出回っているようですが、どこの産でも皆、似たようなものでしょう。火山性の小さな岩の粒ですから、崩れにくく、繰り返し使うことが出来ます。空気を含み、粒状で通気、水はけもよく、こ...
ストレリチアは、用土の対しては特別の好みはありませんから、何でも良い、と言うことで、それぞれの長所、欠点を考慮して使えばよい、といえましょう。ストレリチア栽培で、先ず第一に望まれるのは、水はけの良さです。この点をクリヤ...
数あるストレリチアの中でも、優れた品種は、貴重な美術品か、芸術作品と同じようなお宝、だと私は思っています。それは、その株が生み出された途中の経過が、普通の品と違って、驚異とも、幸運に恵まれた、とも、或いは、滅多には起こ...
ストレリチアが環境に対して、どのように反応しているのか、まだ、分からないことが多いのですが、日射時間、日射量について、どう反応しているか、の問題があります。南アフリカ、ポートエリザベス大学のファン ダ フェンター教授の...
ストレリチアは、鉢植えでは、2年もすると、根は鉢一杯に回ってきます。このために、2年から3年で植え替えとなります。地植えでは20年から30年ですが、これも個体差があります。大株となると、株は混み合い、葉も花も小さくなっ...
ストレリチアの栽培で多い質問に肥料の問題があります。考えてみますと、これは、私たち人間の成長段階においての食べ物に、よく似ています。まず、発芽後の一年生から二年生の小さな苗です。こんな小さな苗を扱う人は多くはないでしょ...
ストレリチアが簡単には輸入されないこと、これは大変大事なことなのです。もう、何年も前から、我が国のカーネーション栽培は南米コロンビアからの輸入に大きな影響を受けています。日本では、ハウスでなければ栽培できないのに、コロ...
ストレリチア栽培状況と需要世界的に見てみましょう。 まず、ヨーロッパです。ここは寒くて栽培は楽ではありませんから、生産量は少なく、切り花の殆どが輸入に頼っています。従って、花の好きなヨーロッパ人でも、簡単には手にでき...
前にも書きました。「生物は、生まれ、育った環境と一体、いや、環境、そのものである」と。だから、プロテアは、違った環境では生きられなかった、のです。でも、「ストレリチアは平気で生きているではないか」の疑問が生まれてきます...