ストレリチア秘話No.189 ストレリチア 花芽形成のメカニズム
ストレリチアの栽培で花がよく出てくれるか、どうかは大問題です。期待以上にわっと咲いてくれて大喜びすることもあれば、何年たっても咲いてくれない株に腹立たしい思いを抱くこともあります。 現代の生物学の知見によりますと、花...
ストレリチアの栽培で花がよく出てくれるか、どうかは大問題です。期待以上にわっと咲いてくれて大喜びすることもあれば、何年たっても咲いてくれない株に腹立たしい思いを抱くこともあります。 現代の生物学の知見によりますと、花...
近頃、パーヴィフォリアと呼ばれるストレリチアに人気が出てきているようです。これはレギーネを見飽きた人々が次のストレリチアを探し求めた際、いきなり葉の無いジャンセアでは違和感を持つらしいのです。植物は葉があるものとの先入...
ある町に50年間、何ら変えること無く栽培を続けているストレリチア農家があります。他にもあることでしょうから例の一つであることでしょう。そこのストレリチアは古い品種で花の見栄えが悪く、花立ちも少ないので収益は低いだろうと...
では、いったい、どういうわけでこんな状況が起きたのでしょうか。それにはストレリチア本来の「のんびり、ゆっくり」が基本にあることは確かなのですが、それだけではなく、人の手も加わったからではないかと思えるのです。それを探っ...
わたしの住んでいる町はカーネーション栽培が盛んです。現代のカーネーション栽培では、多年草であるのに苗は一年限りで更新します。これは一年でウィルスが侵入して性能が低下することに加えて、植物特許がからんでくることにも関係が...
意外なことにジャンセアは建築関係の人々に好まれます。園芸関係ばかりではなかったのです。それは、ジャンセアの、あの直立した、スッキリした姿が現代建築にピッタリと映えることに気づいたからに違いありません。それが、困ったこと...
「この世で、最も手に負えない強情な生き物、向きを変えさせるのが最も困難な生き物は、一定の習慣に一度固まってしまった植物である」 これは1906年、アメリカの園芸雑誌「センチュリー・マガジン」誌にバーバンクが述べた言葉...
世の流通は通信販売が全盛でストレリチアも、その例外ではありません。それなのに当園では原則として通信販売は扱っていません。理由は実物をお客さんの目で確かめてもらいたいからです。一口にストレリチアと言っても、それは千差万別...
今までに交配によって1000本を越えるジャンセアの苗を育ててきました。初めはオレンジで、現在ではゴールドに移ってきていますが、その結果、ジャンセア特有ともいうべき現象に戸惑っています。 交配にあたっては、両親とも典型...
ストレリチアについての人々の好みは様々です。株を販売する立場から見た、お客さんの反応をお話ししてみましょう。ストレリチアの草丈は、高性から矮性にいたるまでの広がりがありますが、一番、多く望まれるのは小柄な系統です。中に...