ストレリチア秘話No.349 ストレリチアはパイオニア(開拓者)だったのです!
私の生涯のテーマは「ストレリチアとは、いったい、どんな植物なのか」を追求することにあります。勿論、そう簡単なことではありませんし、また、結論が単純なものではないことは承知しているつもりです。それが、ここのところへきて、...
私の生涯のテーマは「ストレリチアとは、いったい、どんな植物なのか」を追求することにあります。勿論、そう簡単なことではありませんし、また、結論が単純なものではないことは承知しているつもりです。それが、ここのところへきて、...
私の栽培場は、以前はガラスの温室でしたが台風の被害に逢い、現在は露地で、冬は霜除け程度、夏は直射日光にさらす自然栽培です。ガラスは紫外線を通しませんから、温室内のストレリチアは伸び伸びと育っていましたが、現在の直射日光...
ストレリチアの栽培は楽で、手が掛からないのが特徴なのですが、それでも時によっては困ってしまうこと事も起きます。これは、まあ、仕方ないことでしょう。ストレリチアの鉢植えは2年毎の植え替えが良いのですが、それでも、うっかり...
2022年12月のことでした。ジャンセアゴールド実生株の集団の中の一株から花芽が顔を出してきました。この系統は遅咲きが珍しくありませんから、少しも不思議はありませんが、よく見ると草型が、やや小柄な矮性なので、これは面白...
ストレリチアの開花期は長く、8月半ばから翌年の6月半ばまで10ヶ月間も続きます。 早咲きは、まだ暑さの残る季節なので需要は少ないのですが、5月、6月の遅咲きは貴重です。長い間、僅かな数しかありませんでしたが、ここの所...
春はストレリチアの植え替えの季節です。先ず、鉢を横に倒してゴムのハンマーで軽く叩いて抜きます。普通の栽培であれば2年もすれば根(貯蔵根)が、とぐろを巻いて育っているのが現われます。そこで8号鉢なら下から3cm、9号鉢な...
稲や麦の子供は親そっくりに生まれてきます。これは遺伝が人工的に操作されて「ホモジナイズ」(同一化)されているからです。野菜は「一代雑種」が多く、二代目を自家採種しても、親と同じ性能は発揮できません。一般の植物も親の遺伝...
街で見かけるストレリチア、貸し植木もあるでしょうが、葉も茎も濃い緑でつやもあり、周囲の観葉植物と並んでも、似たような感じです。これは熱帯産の観葉植物と同じ環境で育てられたからです。半日陰に遮光された日光、その上、高温、...
このことは今までも経験上は知られていました。仲間同士、ワイワイ、ガヤガヤ、にぎやかかに騒ぎまわっている連中はともかく、ひとりぼっちは寂しげで元気がありません生物学上でも注日され始めるようになってきますと、栽培技術も個体...
今まで「ストレリチア」と総称して、ひっくるめて表現してきましたが、そのままでは誤解が生じてしまうほどの広がりが出てきているように感じています。花は種によって生産体制も、種内のレベルの格差の違いも様々です。ストレリチアに...