ストレリチア秘話No.339 ストレリチア「運不運」
園芸植物の歴史を読んでいて驚きました。ストレリチアを初めて文明世界のヨーロッパへ持ってきたのは、ロンドンキューガーデンのバンクスから派遣されたフランシスマッソンであることを前にのべましたが、実は、もっと早く送った人物が...
園芸植物の歴史を読んでいて驚きました。ストレリチアを初めて文明世界のヨーロッパへ持ってきたのは、ロンドンキューガーデンのバンクスから派遣されたフランシスマッソンであることを前にのべましたが、実は、もっと早く送った人物が...
2023年2月、10年ぶりの寒さで、前年、発芽したストレリチア実生苗約600本が、寒さ除けをしたにも拘わらず、凍って枯れてしまいました。それでも、約10本が生き残ってくれたのです。これを見て育種家は、あらぬ望みをいだい...
2023 年の冬は「10年ぶりの寒さ」と天気予報が伝えていました。人は家の中にいるのですから、少々、寒いかな、程度で過ぎたのに、植物は、まともに被害を受けました。家の軒下に置いてあったストレリチアの花芽が凍ってしまった...
ストレリチアの地植え、庭園植えが今後、多くなる見通しです。しかし、鉢植えより厳しい関門を潜らなければなりません。 1, 冬越しが可能な土地であること 2,ストレリチアが裸のまま冬越し出来る暖地は少なく、大抵は、何らかの...
新しい発見や発明は,必ずしも目指したものではなく、なにかの拍子か、失敗や手違いから生まれることが多いと聞きます。前にも書きましたが、ストレリチアの耐寒性については、誕生時の基本に関わることだから無理な願いであろうと。し...
私のストレリチア圃場の一角は、墓場ともいえる捨て場があり、年々、後から、後から積み上げられたストレリチアが無惨な姿をさらしています、それでも、一年もたてば、たいてい枯れて消えてゆきます。 私が気に入らないために捨てら...
ストレリチアで一番、目立つのは花です。その中でも際立っているのが、花弁(実は萼)と苞の色彩です。 花弁がオレンジ色の花は目立った変化はありませんが、黄色種は特別です。花弁の黄色が苞の下部にも現われることが多く起きます...
私の所では実生苗が開花してくると選抜が始まります。優秀花を選ぶのが目的ですから選ばれなかったものは捨てられる運命にあります。人によっては、何と非情なことを、或いは、もったいない、と思われるかもしれませんが、私にとっては...
2023年『2022年〜2023年』の冬は「10年ぶりの寒さ」と天気予報が伝えていました。人は家の中にいるのですから、少々、寒いかな、程度で過ぎたのに、植物は、まともに被害を受けました。家の軒下に置いてあったストレリチ...
この「ストレリチ秘話」もNO 330を超え、そろそろ、終わりが近ずいてきたことを感じています。それは書く種が底をついてきたからです。今まで読んで頂いて役にたったことといえば、読者が今、自分がどの辺りに立っているかを知る...