ストレリチア秘話No.209 世界のストレリチア その2
中南米には、ストレリチア栽培の適地も多いと思うのですが、驚くような量には達していません。需要が多くないからでしょう。ラテン系の人たちは派手な花が好きで、直線的でシャープな印象のストレリチアには関心が薄いのではないか、と...
中南米には、ストレリチア栽培の適地も多いと思うのですが、驚くような量には達していません。需要が多くないからでしょう。ラテン系の人たちは派手な花が好きで、直線的でシャープな印象のストレリチアには関心が薄いのではないか、と...
現在、ストレリチアが世界中で、どう扱われているか見てみましょう。まず、原産地の南アフリカです。ここでのストレリチアはプロテアと並んでナショナル フラワーとなっていますから、国内、どこへ行っても「道路の分離帯や公園」から...
果実にも、花にも、粉を吹いているものが多いようです。ということは、これに何らかの意味、働きがあるのだろうと思うのですが、未だに解明されていません。強い紫外線から守るためなのか。雑菌を防ぐ働きをしているのか、わかっていな...
私の住んでいる町は「房州びわ」が特産品です。びわの作業の最終工程は果実の箱詰めです。それまでは多くの人の手が関わりますが、箱へ詰める仕事は、駆け出しのアルバイトなどでは、さわらせてもらえません。ベテランでなければ手に負...
前の章No204で述べました続きにもなりますが、放り出したような、ひどい扱いではなくても、ストレリチアの強さに寄りかかって、あまり、面倒をみない栽培をみかけることは少なくありません。 植物の分け方にも色々ありますが、...
ストレリチアの自生地は皆、小高い丘にあります。広々とした平野には全然、ないのです。これには訳があったのです。聞いたところによりますと、アフリカ南部の自然災害で最大なものは「大洪水」なのだそうです。数十年前、或いは数百年...
今は12月中旬、我が家のストレリチア圃場では、濃い緑の株が立ち並んで、花芽も何とか、ある程度の数が順調に伸びています。実は、ここ、半年前は、例年にない寒さの被害を受けて、枯葉の集団だったのです。 実は、この圃場、4年...
私は20歳の頃から花の栽培が趣味でした。24歳の時です。洋ランを探しに東京の種苗園を訪ねました。そこでストレリチアの自生苗に出会ったのです。その頃、ストレリチアは日本に入ってきて間がないころで、全国的にみて、それがすべ...
近頃の世の中は、こと花に関しては穏やかな状況が続いています。でも、分かりません。 或る花が突然、スターとなってブームを巻き起こし、大勢の人々が巻き込まれ、大騒ぎとなるようなことが起きるかもしれないのです。でも、これは私...
花の種子の寿命は種(しゅ)によって異なり、全部が同じわけではありません。日本で発見された「縄文ハス」やエジプトでの「小麦」の種子のように、何千年も発芽機能を失わなかったものがある一方で、「とりまき」といって、種子が熟し...