ストレリチア秘話No389 ストレリチアの意外な成育の速さ もう一つ
8月から9月へかけてのストレリチア生長のピーク時には、もう一つ、驚くほどの速さを見せるのが花芽の出現です。毎日、ほんの少しか育たない純重なストレリチアなのに、気がつくと、アッという間に花芽が伸びていて、驚かされることがし...
8月から9月へかけてのストレリチア生長のピーク時には、もう一つ、驚くほどの速さを見せるのが花芽の出現です。毎日、ほんの少しか育たない純重なストレリチアなのに、気がつくと、アッという間に花芽が伸びていて、驚かされることがし...
この「ストレリチア秘話」も、とうとう、400号に近づいてきました。こんなに長く続くとは自分でも思っていませんでした。初めの頃は100号ぐらいで、ネタがなくなってしまうだろうと思っていたのです。おや、変だな、と気づいたのは...
このことは専門的な事柄なので、一般の栽培家には興味は持てないかもしれませんが、レベルの高い人には必要な知識です。 ストレリチア栽培の初期の頃、原種だけの栽培から、人工交配に進み、それが手軽な自家受粉が多かった為に進歩が...
「ストレリチアの花」といわれて思い浮かべる花の姿は、人により、まちまち、様々なことをご存知でしょうか。初期の頃は原種だけでしたので、特別な優秀花などは滅多になく、素朴な時代でした。今でも残る手書きの絵には...
ストレリチアは高価な花の一つです。私がストレリチアと関わるようになったのは 1950年代の初めですが、その頃、国産はなく、ハワイから空輪されてきたストレリチアの切り花が 500円もの価格だったので新聞のニュースで話題にな...
ストレリチアは鈍重で、一日当たりは、ほんの僅かしか育ちません。そんな、のろまなストレリチアでも、一年のある時期だけは、驚くほどの成長をみせる期間があります。それは真夏の8月半ばから9月の彼岸当たりまでの約一月少々の間だ...
私はストレリチアの本質を追い求めています。言い換えれば、ストレリチアの在るべき姿、理想、とでもいえましょうか。それには理論だけではなく、現実の姿に仕立てる事も必要です。年を経て、充実した、堂々たる姿、これこそストレリチ...
今回は堅苦しさから離れて、気楽な、とりとめも無い話しです。それでいて、ストレリチアから離れようとはしないのですから、背負った「業(ごう)」は、なかなかに深い、と自分でも苦笑いしています。 私の仕事柄、扱う花の名称は、...
雨の降り方には二種類あります。しとしとと静かに降り続く日本に多い降り方と、バケツを振りまいたような土砂降りです。我が国では、この両方の降り方が同居しています。静かな雨は詩的情緒があって好まれますが、豪雨は水害を起こすの...
ストレリチアは開発が遅れた花ですから、まだ解明されていない面が数多くあります。そのために具合の悪いことが発生しても、その原因が分からず、その対策が立てられないことが起きてくるのです。今回は、その一つを取り上げてみたいと...