ストレリチア秘話No.289 ストレリチアの世界も「赤の女王の国」です!
ルイス キャロル著の「鏡の国のアリス」では、「赤の女王の国」に迷い込んでしまったアリスが、女王に叱られます。 「何をボヤボヤしているんじゃ。おまえの国は、なんと、のろまな国なのじゃ。ここではのう、同じ場所にいようと思...
ルイス キャロル著の「鏡の国のアリス」では、「赤の女王の国」に迷い込んでしまったアリスが、女王に叱られます。 「何をボヤボヤしているんじゃ。おまえの国は、なんと、のろまな国なのじゃ。ここではのう、同じ場所にいようと思...
1950年代からストレリチア栽培が年を追う毎に盛んになっていきました。 栽培農家は争うようにストレリチアを探し求め、奔走したのです。良いも、悪いも、判別したりはしません。ストレリチアであれば飛びついたのです。 何事でも...
ストレリチアは現在では、ほぼ世界中ともいえるほど広まっていますが、それでも、お国ぶりによって、扱い方も様々なようです。まず、原産国の南アフリカですが、自生地を控えているだけに数に困ることは無く、どこへ行っても、お目にかか...
これは私が開発に携わっているからこそのことです。 時々、新製品や新しい流行の発表があり、あたかも突然、 現われたかのように受け止められますが、 実は、開発は何年も前からであり、 プロトタイプ(原型) は更に前から出来て...
育種を仕事とする私の所では毎年、新顔が出てくる度に優秀花が選抜され、評価の低いものは捨てられます。毎年のことなので当たり前のこととして神経が麻痺しているのですが、一度、立ち止まってみることにしました。 私がストレリチ...
「秘話No280」https://strelizia-kenkyuzyo.com/?p=1711で述べた「種子の生産力低下」の前の段階です。最先端のジャンセア ゴールドの交配になって起きました。開花時に、すでに雌しべが黒...
オレンジ プリンスもゴールド クレストも花茎が長く、多くの花がみな、葉よりも長く突き出ています。切り花として使うにも文句のない形質を備えているのです。ストレリチアがみな、こうなのではなく、花が葉に隠れるほどの短い系統...
ストレリチアの切り花農家でなくても、花を切って使うことはあるのですから心得ておいて欲しいものです。「切り前」とは、その花の開花途中のどこで切るのが最上かを指します。困ったことに、これが花の種類によって異なり、みな、同じ...
この章は矛盾したことを述べています。ジャンセアの生き方を認めながらも、人の都合へ引き込もうとしているからです。 私はストレリチアの中で一番、好ましく思っているのがジャンセアです。硬いクチン質の表皮に覆われ、障害に守ら...
ここでいうストレリチアとは無茎種 (小型種)でレギーネ他を指します。 人工による栽培が進んできますと、ストレリチアは、 自然の原種からは遠くなり、交配種が多くなってきています。これが形質に影響を与えないはずがありません...