ストレリチア秘話No.852 ストレリチア栽培の応用と基本
前章にてストレリチアが自生地と移住先の日本では、どのような違いを見せるかについて検討してきました。この結果から分るのはストレリチアが如何に適応の中が広い植物なのかということです。自生地の環境条件を基本とすれば、移住先の...
前章にてストレリチアが自生地と移住先の日本では、どのような違いを見せるかについて検討してきました。この結果から分るのはストレリチアが如何に適応の中が広い植物なのかということです。自生地の環境条件を基本とすれば、移住先の...
前の章の続きで二極化を別な面からみてみました。初めの二極化は入手法で、その後、次の難関が控えています。 植物の中には栽培家の面倒見次第で良くも悪くもなる柔軟な性質のものもあれば、そう簡単には変ってくれない強情なものも...
二極とは、ストレリチアの受け止め方の極端な差を表わしています。片や、一方の大衆化は、一般の草花並みの評価で安く気軽に手に入れて楽しむ人々で、割合からいけば断然、多いでしょう。それだけに、こちらは品質の善し悪しは気に止め...
私は7回にわたってストレリチアの自生地を巡ってきました。その都度、必ず、気をつけて小さな苗を探し回りましたが、出会えたのは、わずか2,3本の10cm足らずの小苗だけでした。それ以上の中苗、中株に至っては見たこともありま...
時は6月下旬、ストレリチアも生長、真っ盛りを迎えています。そこで、今までにない旺盛な生育ぶりを見せている一団をみて驚いているのです。 今まで私は長い間、ストレリチアは締めて育つのと良しとする原則でを通してきましたが、...
普通に考えれば、ストレリチアとシェークスピアは何の関係もありません。でも、私にとっては、「大あり」で、これなくして南アフリカでの自生地調査は成功しなかったのではないかと思っているほどです。 ストレリチアの故郷を訪れた...
その品種の持って生まれた性能を100%発揮させるのが栽培技術です。ところがストレリチアのような永年作物は、それだけではすまないのです。年数をかけて十分に力を蓄えさせないと力が出し切れない性質も併せ持っているのです。長い...
また、今年もお便りがありました。 「分けて頂いたゴールド クレストが今年も3本咲いています。こんなに花立ちの良いストレリチアに出会えて幸せです」 と、喜びの気分が伝わってきます。ストレリチア愛好家なら、こうありたい...
私は「秘話」の書き手として、ストレリチアについての情報の送り手でもありますから、このことについては責任は重大です。ただ、多少なりとも違いがあるのは、現物の栽培者であり、その上、書き手でもある、二重の存在でもあることぐら...
私の栽培場では、ストレリチアは鉢植えが数百鉢、それに地植えが数十株と両方のをしていますので両者の違いを否応なく経験させられています。ストレリチアの栽培といっても、このどちらを選ぶかによって大きな違いがあるのです。根本的...