ストレリチア秘話No.602 ストレリチアの未来を拓くかJG サンシャイン “sunshine”
「光り、輝く色彩の花」 この言葉は、欧米の園芸書やカタログによく出ていて、私は、英語特有の大げさな表現だと思っていました。花といえば、みな、輝く美しさを持っていて当たり前ではないか、との感覚からです。ところが2年前、ジ...
「光り、輝く色彩の花」 この言葉は、欧米の園芸書やカタログによく出ていて、私は、英語特有の大げさな表現だと思っていました。花といえば、みな、輝く美しさを持っていて当たり前ではないか、との感覚からです。ところが2年前、ジ...
ストレリチア品種の解説をするのが私の仕事の一つです。品種の良し、悪しを評論するのですから正確を期さなければなりません。ここに一つの例として、「マンデラスゴールド」を挙げてみましょう。 まず、季節を選びます。ストレリチ...
命名の元はレギーネの美しい自生地の名前とケープ タウンから自生地へ吹き寄せる「そよかぜ」です。実は、この品種は交配種であって原種ではありません。名前だけを頂いたのです。この両種は、よく似ています。草丈は中性で扱いやすく...
この「エンペラー」は長い間、地植えになっていて、その優れた姿が異彩を放っていたのです。その後、「ザキング」がデビューしたものの、数が少ないために、代わり役として掘り上げられたのです。それも、まだ、日が浅いため、持ってい...
ザキングが堂々として男性的なのに対して、このザクイーンは、優しく、女性的です。それに花は、どれにも負けないほど華やかな美しさです。草丈は中性で、葉は明るい緑色で光沢があり、株の殖えも程ほどですから、売れて数が減っても、...
「ゴールド、クレスト」誕生後、今度はジャンセアのオレンジ花の改良が始まり、その後、「セットラーズ パーク」が入ってきて、ようやく、ジャンセアの黄種への道が開けてきました。二代目で黄色が固定され、3代目の孫の代になって、...
前の章で紹介した「ザ、キング」がオレンジ プリンスの代表なら、こちらはゴールドクレストの代表です。両種、共に、よく似た点があります。 ストレリチアも切り花栽培むけのオレンジプリンスの育成から黄色種の時代に移ってきたの...
ストレリチアの中のストレリチア ストレリチアの代表それは「オレンジプリンス ザ キング」です。私が育成した苗で最も多かったのがオレンジ、プリンスで、正確な数は記録してありませんが、多分、10万本を越えているのではないか...
私は自称、ストレリチアの専門家です。それなら、日本全国のストレリチアの栽培状況を把握出来ているかと問われても、否、としか答えられません。協会のような組織は無く、それぞれが孤立していますから、調べようがないのです。先日、...
これは栽培の指針ではありません。ご参考までにのお話です。なにしろ、植物園向きの植物であって、私たち、一般家庭では手に負える代物ではありませんから。例え話の、「乞食が馬をもらった」ようなもので、面倒見切れないのです。 昔...