命名の元はレギーネの美しい自生地の名前とケープ タウンから自生地へ吹き寄せる「そよかぜ」です。実は、この品種は交配種であって原種ではありません。名前だけを頂いたのです。この両種は、よく似ています。草丈は中性で扱いやすく、の紅色もエンペラーに引けを取りません。違いは開花時期にあります。クエレハが、やや早咲きであるのに対し、ケープブリーズは遅咲きなのです。
趣味の深い人に好まれますので、まだ、1,2株しか出ていません。なにしろ、あまり増えがよくないので数が少なく、釣り合いが取れているのです。この両種共、地植えにされて約30年、大して増えもせず、ハウスの片隅で生きてきました。増えが良すぎて大株となって困ってしまうストレリチアが多い中で、堅実な生き方を崩さないのは立派で、長く付き合うなら、こういうストレリチアでなければ、と思わせてくれます。