「ゴールド、クレスト」誕生後、今度はジャンセアのオレンジ花の改良が始まり、その後、「セットラーズ パーク」が入ってきて、ようやく、ジャンセアの黄種への道が開けてきました。二代目で黄色が固定され、3代目の孫の代になって、目を見張るほどの品種が現われたのです。
ストレリチアの巨峰を選ぶとすれば、第一はオレンジ プリンスの代表「オレンジ キング」 第二がゴールドクレストを代表して「ゴールドザキング」なのですが、第3としては、ジャンセア。ゴールドの代表「カノープス」が挙げられるでしょう。
ギリシャ神話に出てくる謎の水先案内人の名前を頂戴しました。北半球で見られる星座は古くから親しまれてきましたが、南半球で見る星は、大航海時代になってようやく知られるようになったのです。つまり、一足、遅れて登場したことに重ね合わせたのです。
この品種の詳細は他の章で解説していますので省略しますが、交配親としての大活躍が期待されています。ジャンセア、ゴールドの質の向上は勿論ですが、パーヴィフォリアーゴールドの作出、オレンジ、ジャンセアの強化、その他、と驚くほどの広がりがあり、また、期待に応えるだけの成果が見込まれています。