ストレリチア秘話No.609 ストレリチア語り人のストレリチア遍歴
私も気がつけば93歳。ストレリチアと付き合い初めてから既に60年を越えていますが、その間、同じことばかり、やってきたわけではありません。一口にストレリチアとはいえ、無茎種にはレギーネ、パービフォーリア、ジャンセアの3種...
私も気がつけば93歳。ストレリチアと付き合い初めてから既に60年を越えていますが、その間、同じことばかり、やってきたわけではありません。一口にストレリチアとはいえ、無茎種にはレギーネ、パービフォーリア、ジャンセアの3種...
ストレリチアの栽培には長い時間が必要です。良い結果を生むにはどうしたらよいかを確かめるには自分自身の経験だけでは不足で、どうしても信頼出来る人々による調査、研究が欲しいのです。自分の持ち時間だけで、すべてが片づけられる...
私は長い間、インターネットには関わらないようにしてきました。年齢からいって、もう出番では無いと思っていたのです。そこで、いったい、どのように進行しているのか眺めている内に、こんな情況では困ると思うようになり、3年前から...
私はホームページで私なりに選んだ優秀品種を紹介しています。但し、これは、あくまでも紹介であって、決して多く広まっていることを意味しているわけではありません。言ってみれば王女様達の集団なのですから数が多くある筈がありませ...
増え過ぎたストレリチアをもらってしまった人に出会った事がありました。増え過ぎるストレリチアは確かにありますから、こんな事は珍しくありません。でも、困った事態が起きるのです。性能の良くないストレリチアは良く増えるのですが...
ストレリチアの語り人とは、必ずしもストレリチアについての専門的知識を持っていなければならない、と私は考えていません。必要なのは、「ストレリチアと付き合える人」なのです。 私の南アフリカでの自生地調査を助けてくれた人の...
私は最近、入院させられ、結果として今まで通りの仕事が出来なくなってしまいました。 その場になって分ったことは、私の人生の仕事の大部分が終わってしまったことだけれどもストレリチアについては、有り難いことに娘や孫が引き継...
「光り、輝く色彩の花」 この言葉は、欧米の園芸書やカタログによく出ていて、私は、英語特有の大げさな表現だと思っていました。花といえば、みな、輝く美しさを持っていて当たり前ではないか、との感覚からです。ところが2年前、ジ...
アフリカ大陸が、まだ、温暖、湿潤だった悠久の太古の時代に誕生したストレリチアは、大柄で、湿った環境を好む、現在の大型種に近い姿をしていたものと思われます。その後、やってきた乾燥化の時代になると、一部は乾燥に耐えるよう小型...
この「ストレリチア秘話」も、とうとう 600号を迎えました。最初、書き出した頃は、せいぜい100、多くても200号止まりでタネが尽きるだろうと思っていたのですが、こんなに長く続くとは。中には重複した部分も数多くありまし...