ストレリチア秘話No.25 ストレリチアの害虫

 ストレリチアは害虫の被害は少ないのですが、それでも、やはり、少しはあります。先ず、アブラ虫 ですが、これは花につきます。蜜があるからです。指で潰せばよく、始末は簡単です。次はミノ虫です。困るのは発見がおくれることです。葉に穴をあけて次々に移動していきます。それが後になって気がつくのです。探せば、ぶら下がっているのが見つけられますから、指でつぶせばよいのです。

 3番目はカイガラ虫、これが困りものなのです。多分、アフリカには居なかったでしょうから、天敵もいなく、植物のほうも対策を持っていないのです。なにしろ、体が小さく、ぼんやり眺めていると気がつかないのです。大量に発生して、全体が白っぽく見えてきて、やっと、『虫だ』と、なるのです。処置は簡単、爪で掻き落とせばといのです。幼虫の時だけ足があるのですが、成虫はありません。落とされれば、はいあがってくることが出来ないのです。虫に吸われた跡が白く残って、葉の美しさを損ねてしまいます。

 ここで活躍するのは「せっかち者」で、発見が早く、処置も的確にやってのけます。「のんびり組」は被害が大きくなるまで気がつかないことが多いのです

クウレハ川自生地