ストレリチアが環境に対して、どのように反応しているのか、まだ、分からないことが多いのですが、日射時間、日射量について、どう反応しているか、の問題があります。南アフリカ、ポートエリザベス大学のファン ダ フェンター教授の研究によると、冬の日射量が少ないと、開花期が遅れる傾向がある、とのことですが、これは、どこまで真実であるといえるのでしょうか 我が国では、日本海側の地域の冬は、降雪が多く、曇天が多いので、この影響を受けているのでしょうか。これは調査をしてみなければわかりません。気温との関係では、ストレリチアは敏感に反応しますので、分かりやすいのですが、日射となると簡単ではないようです。前に、大分県で、日射量と花立ちの関係の研究が行われたこともありましたが、結果は、あまり、関係はなかった、とのことでしたが、こんどは開花期の「ずれ」があるか、どうか、の問題です。私の憶測では、関係があるように思えます。
沖縄では、ストレリチアの花は冬に少なく、春から夏にずれこみます。ここが本土と違うところです。これは必ずしも沖縄の冬の気温が、ストレリチアの開花には少々、不足する、ということだけではなさそうなのです。沖縄の冬は曇りの日が多いからです。
この問題は、やがて判明する日が来るのを待ちましょう。