ストレリチア秘話No.148 「ストレリチアの何を眺めている?」  その2

 2022年の夏は、また別な観察を続けています。こんどは「ジャンセア ゴールド3代目」の有望株です。ジャンセアは生長過程では、葉の大きさが次々に小さくなり、成熟すると本来の姿に固定します。私が狙いを付けている株は、丁度、この段階に差し掛かっているのです。いや、これだけでしたら、まだほかにも同じ状態の株はありますが、これの花が水準を超えているからなのです。初花は「****の上」でしたが、株が充実して栄養状態がよくなれば「*****」の最高位に登れる可能性があるのです。現在の「ジャンセア黄色種」の最高峰は「ジャンセア ゴールド  カノープス」ですが、これは門外不出で雲の上の存在です。もし、私が目を付けている株が期待どうりに生長すれば。NO 2に昇格です。これなら、もし、欲しい、と希望する人が現れれば、譲ることも可能なのです。

今の状態は葉の幅が5ミリで基準には叶っているももの、まだ。パーフェクトとは言えないのです。随分、厳しい、思われるかもしれませんが、トップ レベルの評価は厳しいのです。次々に新しい葉が出るたびに、もっと小さくならないか、と期待しているのです。

 間違えないで頂きたいのは、これだけをしているのではありません。他にもあるのですが、関心の重点が、これです、ということなのです。これは相撲部屋の親方やスポーツ選手を養成しているリーダーの心境に似ていなくもありません。

 ストレリチアを相手にしていると、その鈍重なペースに巻き込まれ、馬鹿になってしまう恐れもありますが、毎日、期待を持ってストレリチアに接していれば、それなりに充実した日々が送れることが出来るでしょう。