ストレリチア秘話No.100 ストレリチア 最前線 その1

 ここに書かれていることは、ストレリチア研究の最前線、トップ レベルの評論でして、販売のためのコメントではありません。これが実現して広まるのは何年も先のことです

 まず、レギーネは、オレンジ色も、黄色種も、改良は限界に近く進み、後は、優良種が広まるだけです。パービフォリアも同じです。ジャンセアは、少し遅れて、オレンジ色種の優良品が殖えてくるのを待つだけです。

 現在、改良の主力はジャンセアの黄色種です。これも、第一段階は目鼻がついて、今、第二段階に入りつつあるところです。すでに、無葉の優秀品種「カノープス」が現れていますが、この実物を見たのは、私、以外では一人しかいません。それに「門外不出」と聞かされて、興味を失ってしまったようです。ホーム ページで写真を見ることが出来ます。

 困るのは、無葉種は出現率が低く、なかなか、数がそろわないことです。小葉種やパービフォリアは多く出ますから、手に入りやすくなります。中には、驚くほど優れた花もありますから、注目を怠るわけにはいきません。

 増やすには、株分けでは時間が掛かり、といって種子をつけると親株の消耗が激しいので、控えることになります。一般に出回るのは、随分、先のことになるでしょう。

 交配第一代の親株が花立ちに優れていますので、この点、子供たちの性能に信頼がおけます。