ストレリチア秘話No.866 しとしとと降る雨が恋しい水やりの難しさ
2024年の夏は雨が多くて水やりは楽でした。それでも鉢植えは雨の合間には水やりは欠かせません。冬の水は生かす意味だけでよいのですが、夏は成長期ですから水の果たす役割は大きいので、それだけ気を使います。 ストレリチアは...
2024年の夏は雨が多くて水やりは楽でした。それでも鉢植えは雨の合間には水やりは欠かせません。冬の水は生かす意味だけでよいのですが、夏は成長期ですから水の果たす役割は大きいので、それだけ気を使います。 ストレリチアは...
梅雨のおかげでストレリチアの生育も順調です。でも、欲張って肥料を多くやり過ぎた3年生の苗に新芽が黒変する障害が数本現れました。肥料の量が最適とやり過ぎの瀬戸際だったのです。 ストレリチアは一人前になれば有機質肥料であれ...
私は以前の章でストレリチアの自生地で次の世代が誕生するのは異常気象が巡ってくるのを待たなければならない、と述べましたが、今回は別の識見に変えてみました。どちらが正しいかの判定は読者にまかせましょう。 私は前章でストレリ...
ストレリチアは耐病性が強く、滅多なことでは病気は発生しませんが、ただ一つ細菌には弱いのです。それでも怖ろしいウィルスには耐性があるので安心できます。 軟腐病を発生させるフザリュウム菌は夏の高温多湿時に発生するのですが...
マルーラの望みは常識を越えている、と書きましたが私の見解では、「正確には、自分の生まれ育った環境条件に強く拘った」のではないかということです。それにしても、優れたものに出会うのは一筋縄ではいかないもののようです。この点...
これは高度な専門的内容なので、こんな知識は必要でない人が多いでしょうが記録として残しておきたいので書きました。 2年前から開花を始めた最新の糸統、ジャンセアゴールドに今まで4株の「雄性不稔」が現れました。これ程出るの...
この「秘話」にて何回となくストレリチアと人との相性を取り上げてきました。今までは半分、笑い話で、そう、真面目な論議ではなく、せいぜい、例え話のようなものでしたが、ここのところへきて、ストレリチア同士の交配にも起きてきた...
前章にてストレリチアが自生地と移住先の日本では、どのような違いを見せるかについて検討してきました。この結果から分るのはストレリチアが如何に適応の中が広い植物なのかということです。自生地の環境条件を基本とすれば、移住先の...
自生地、南アフリカでのストレリチアの育ち方を規準に、或いは仮にお手本とするなら、それと我が国、日本での様子を比較することは基本的なことがらといえます。一口に日本とはいうものの、地域によって気候風土に差があり、また、施設...
ストレリチアの優秀品種は、つい、この間までは自然にあった原種の中から選び出されたものに限られていました。ところが近年になると事情が変ってきたのです。原種は調べ尽くされて、これ以上は目新しい品種が出現することが無くなった...