ストレリチア秘話No.317 ジャンセアゴールド誕生の道すじをたどるその2
・ジャンセアゴールド第一代 そこで、いよいよ、黄色種の作出にかかり、二通りの方法で試すことにしました。 〈1〉花粉親にゴールドクレスト パーヴィフォリアにレギーネを交配すれば、大部分はパーヴィフォリアになるだろうが、多...
・ジャンセアゴールド第一代 そこで、いよいよ、黄色種の作出にかかり、二通りの方法で試すことにしました。 〈1〉花粉親にゴールドクレスト パーヴィフォリアにレギーネを交配すれば、大部分はパーヴィフォリアになるだろうが、多...
ストレリチア無茎種は、長い間、オレンジ色の花しか無いと思われていました。それが近年、黄色花が存在することが知られ、交配、改良が行われるようになりました。私が作出した「ゴールドクレスト」が最初で、今も主力ですが、ジャンセア...
今日もまた話がかかってきました。 「ストレリチアに黄色の花があるんだそうですねえ。わたしはオレンジは持っているから黄色が欲しいんです」 と。近頃では私も驚きませんが、いったい、これはいつまで続くんだろうかとあきれています...
植物の親しみ方にも、いろいろあるみたいです。初歩の頃は無我夢中、好きでのめりこんでいるだけで、何が何やら分からず、没頭して楽しんでいる時代です。それが、慣れて、落ち着いてくると、植物と自分との距離を、もっと縮めるようと...
「人類が強大な力を持ったために自然が破壊されている」と、よく言われています。しかし、ここでは、「自然は生かしてくれなかったのに、人類が生かしてくれた」ストレリチアについて語ろうと思います。それは、ドワーフ 矮性ストレリチ...
私は、初めの頃、ニコライやコウダータなどのストレリチア大型種を手がけたこともありました。アルバは日本に入っていません。2001年、最後の訪問時に苗の購入を考えましたが、あまりにも大きく、送料がかさむのであきらめました。...
美術品の本物が、なぜ尊ばれるのでしょうか?それは、本物だけが持つ、作者の気迫が伝わってくるからです。残念ながら、偽物は、どんなに上手に作られていても、これがありません。 ストレリチア愛好家には、品質は兎も角、長い間、...
この章は矛盾したことを述べています。ジャンセアの生き方を認めながらも、人の都合へ引き込もうとしているからです。 私はストレリチアの中で一番、好ましく思っているのがジャンセアです。硬いクチン質の表皮に覆われ、障害に守ら...
驚くほど気楽につきあえるストレリチアが出てきました。厳冬の1月、もう花芽など、 新しく顔を出すことなど無い季節、 出るはずがないから、 気にもしないでいたところ、 気がついたら、花芽が2本も3本も顔をのぞかせているのを...
強健さが取柄のストレリチア。その反面、どうにも手をやく頑固さを持っている代表がジャンセアです。 寒さを始め、障害に強いのが取り柄ですが、成育に掛かる年数はレギーネの5割増し以上、花立ち本数も少ないのが欠点です。 植物...