ストレリチア秘話No.582 ストレリチア品種の特性を把握するために
ストレリチア品種の解説をするのが私の仕事の一つです。品種の良し、悪しを評論するのですから正確を期さなければなりません。ここに一つの例として、「マンデラスゴールド」を挙げてみましょう。 まず、季節を選びます。ストレリチ...
ストレリチア品種の解説をするのが私の仕事の一つです。品種の良し、悪しを評論するのですから正確を期さなければなりません。ここに一つの例として、「マンデラスゴールド」を挙げてみましょう。 まず、季節を選びます。ストレリチ...
命名の元はレギーネの美しい自生地の名前とケープ タウンから自生地へ吹き寄せる「そよかぜ」です。実は、この品種は交配種であって原種ではありません。名前だけを頂いたのです。この両種は、よく似ています。草丈は中性で扱いやすく...
この「エンペラー」は長い間、地植えになっていて、その優れた姿が異彩を放っていたのです。その後、「ザキング」がデビューしたものの、数が少ないために、代わり役として掘り上げられたのです。それも、まだ、日が浅いため、持ってい...
ザキングが堂々として男性的なのに対して、このザクイーンは、優しく、女性的です。それに花は、どれにも負けないほど華やかな美しさです。草丈は中性で、葉は明るい緑色で光沢があり、株の殖えも程ほどですから、売れて数が減っても、...
前の章で紹介した「ザ、キング」がオレンジ プリンスの代表なら、こちらはゴールドクレストの代表です。両種、共に、よく似た点があります。 ストレリチアも切り花栽培むけのオレンジプリンスの育成から黄色種の時代に移ってきたの...
ストレリチアの中のストレリチア ストレリチアの代表それは「オレンジプリンス ザ キング」です。私が育成した苗で最も多かったのがオレンジ、プリンスで、正確な数は記録してありませんが、多分、10万本を越えているのではないか...
ダリアのフラワーアレンジメントを見ました。生け込み全面、どこも隙間無く花で埋められています。花一輪、とってみても、八重咲きの花弁で隙間がありません。 これに対して、グロリアサのいけ込みは対照的です。曲がりくねった、細...
No. 537にてストレリチアは黄色種の出現によって新しい分野が開かれたと述べましたが、今回は、その系統を詳しく見てみましょう。 黄色種の流れには二通りあります。その一つはレギーネ系で、マンデラスゴールドや、ゴールド ...
ストレリチアの名花は個性豊かな品種が多いのですが、まず、最初は際立った個性の持ち主から紹介します。 1,オレンジプリンスオレンジ フェアリー(妖精) この品種の紹介は初めてです。実は、まだ、地植えのままなので、掘り上...
ゴールド クレストの片親であり、レギーネ黄色種原種の最高峰でもあり、南アフリカでは最高のストレリチアと仰がれているのが「マンデラスゴールド」で、南アフリカ、黒人初代大頭領の名を頂いた名花です。 まだ、この花が隠れた存...