「秘話 636号」で述べた続きです、私が長い間に選んだ最高品種が2種あります。
1種は、オレンジ プリンスの最高と認定した「ザキング」で、もう1種はゴールドクレストの最高品種の「ザキング」です。
両種共に増えが良くないために、いままで分けたのは2,3名にしか過ぎません。今は2株ずつしか残っていないので、株分け出来るまでは販売停止の状態にあります。価格は問題になりません。分けるべき品がないからなのです。
このようにストレリチアには、どうしても手に入らない品種もあるのです。私としては、どうしてもこの世に残しておきたいので、それに相応しい人に渡したいのです。どういうわけか私には自分のために残したい意欲が強くないのです。ストレリチアは自分のためばかりにあるのではないとの思いがあるからかもしれません。それにしても保ち続けるのは容易ではないことを知っているからでもあります。
やはり、持つべき人に持っていてもらいたいのです。普通の品ならとにかく、一つしか無い品種は特別に守りたいのでストレリチアにはこのように、最高の品に限って、手に入りにくいことが多いようです。
