ストレリチア秘話No.1142 原種は生存試験の合格者だったのです
植物が、何故、そんなことをするのか理由がわからないことが、いくつかありました。 植物の中には、現世の環境ではなく、苗の内は、ご先祖が辿った道を歩まされ、それを経過した者だけが生存をゆるされることがあります。それは現在...
植物が、何故、そんなことをするのか理由がわからないことが、いくつかありました。 植物の中には、現世の環境ではなく、苗の内は、ご先祖が辿った道を歩まされ、それを経過した者だけが生存をゆるされることがあります。それは現在...
私は数学が苦手です。でも、栽培上は兎も角、育種家としては「確率」は避けて通ることが出来ない重大問題なのです。交配では、遺伝子同士の組み合わせによって、最終の結果が確率の差となって大きな違いが出てきてしまうからです。 そ...
前章にてストレリチアの産みの親は我が子を簡単に識別できると書きましたが、それを具体的に説明してみましょう。それは決して曖味な感じで判定しているのではありません。 或る特定な部分を見分けているのです。 ストレリチアで...
植物には早くに野生型を捨て去り、人の助けがなければ生きられない作物もあれば、頑固にも昔ながらの生き方を失わないのもあります。栽培上は、これを混同してはならないのです。ストレリチアは人間世界に入って、まだ、日が浅いので多...
世の中、古いものも残っていれば、最新のものも同居しています。でも、大抵の物は一目、見ただけで新、旧の差が分ります。ところが、中には専門家でないと判別できないものもあるのです。ストレリチアの品種もその一つなのです。私の圃...
ストレリチアの遺伝が変化、進歩しつつあることを、度々、述べて、きましたが、この章は、その内容を解説してみましょう。ストレリチアの育種にとりかかった初めのころは材料となる遺伝子の範囲が、あまりにも小さく、狭いのにがっかりし...
この章の目的は解説ではなく、将来のための記録です。これば秘話”の使命の一つでもありますから。 現在、最も進んだ交配はジャンセア ゴールドですが、その誕生の経過です。元になったのは「パービフォリアセットラーズパーク」です...
現在、私たちが目にする花で、「昔は、そんな花はなかった!」植物があります。今、多く出回っている四季咲きのバラ。この先祖の原種はありません。優れた系統の遺伝を組み合わせた人工植物です。カーネーションも原種はありません。小...
長い間、私たちは、ストレリチアを変えることなどはとんでもない、あるがままを後生大事に扱うことしか出来ませんでした。しかし、時代は変わってきているのです。以前の章で紹介した二人の女性は、ストレリチアが変化しているのを、い...
以前の章で世界でのストレリチアがどう評価されているかを述べました。第一位は南アフリカで、第二位が日本です。南アフリカは故郷ですから当然なのですが、それだけにストレリチアの本質がよく理解出来ているからです。日本については...