ストレリチア秘話No.322 私も悩まされるレギーネとジャンセアのはざま
この章のテーマは「この株は、いったい、レギーネなんですか?それとも、パーヴィフォリアなんですか?それともジャンセアですか?」との疑問が、よく起きるんです。それに対する回答です。 ストレリチア無茎種は植物学上ではレギー...
この章のテーマは「この株は、いったい、レギーネなんですか?それとも、パーヴィフォリアなんですか?それともジャンセアですか?」との疑問が、よく起きるんです。それに対する回答です。 ストレリチア無茎種は植物学上ではレギー...
ストレリチアの花は、鳥の頭を真似た、実に奇妙な形をしています。ファンは、これに魅せられてしまうのですね。いや、一番は人間では無くてサンバードです。花は彼らの食料である蜜を用意して待っていてくれるのですから。自然は、この...
「人類が強大な力を持ったために自然が破壊されている」と、よく言われています。しかし、ここでは、「自然は生かしてくれなかったのに、人類が生かしてくれた」ストレリチアについて語ろうと思います。それは、ドワーフ 矮性ストレリチ...
オレンジ プリンスもゴールド クレストも花茎が長く、多くの花がみな、葉よりも長く突き出ています。切り花として使うにも文句のない形質を備えているのです。ストレリチアがみな、こうなのではなく、花が葉に隠れるほどの短い系統...
草型の小さい矮性種は、すでにあります。ここでいうのは、花、そのものが小さいことを指しています。レギーネを始めとする無茎種ストレリチアの花は、苞の長さ約15cmで、大きなアレンジメントにも十分に使えるので、重宝されていま...
ストレリチアの葉は、幼いうちは年間、5,6枚も出るが成熟すると4枚となり、ジャンセアの場合は少なく、3枚程度となる。初年度の葉は、主に光合成に集中して働き、花を出すことは、まず無い。(ストレリチアの花は葉の根元から出る...
ストレリチアの花は開花後、晴天の日には蜜をだします。青紫色の花弁の根元が壺のような構造になっていて、そこに蜜がたまる構造になっているのです。サンバードは、そこへ、細く、やや湾曲した嘴を差し込んで蜜を吸うわけです。大抵の花...
私は以前、「ストレリチアの花 (花弁の青紫色) が、開花後、強い日光を受けると褪色してしまう。花は、まだ健全なはずなのに、不思議な現象だ」と述べたことがありました。私としては、納得出来ないことを、そのまま、放っておくこ...
これも栽培相談でよく出てくる事柄です。 「ストレリチアの株元に残る古い葉は取去ったほうがいいですか、 それとも残して置いたほうがいいですか」 に対して私は、「汚らしいと思うなら取って下さい。気にならないなら、放って置い...
ミツバチや蝶のような昆虫は、白、黄色、ピンクなどの柔らかい色調の花に多くあつまってきます。それに対して、メジロは椿の赤い花に集まります。昆虫は広々とした野原、メジロは見通しの利かない照葉樹林で、それぞれ、目指す花を見つ...