ストレリチア秘話No.648 未だ、人の望みを聞いてくれないストレリチアが残っています。「それは矮性種です。」
昔、オレンジ色しかなかった時代のストレリチアは、中々、人の望み通りには動いてはくれず困ったものでした。それなのに近頃は改良が進み、ずいぶん働いてくれるようになって来ました。これは育種を仕事としている私から見ても驚く程で...
昔、オレンジ色しかなかった時代のストレリチアは、中々、人の望み通りには動いてはくれず困ったものでした。それなのに近頃は改良が進み、ずいぶん働いてくれるようになって来ました。これは育種を仕事としている私から見ても驚く程で...
ゴールドクレストの出現から始まりジャンセアゴールドに至るまで黄色種の遺伝の加入によってストレリチアの変異は今までになく進んで来たように感じています。未だ現在では研究開発が中心で、実際に手にしているのは、まだ数名ですが、徐...
ストレリチアの変異も様々な形質が現われて来て驚かせてくれています。こう変わり種が次々に現われる様ではストレリチアのコレクションも量を多くしなければならなくなりそうです。 今度の新種は、今までのストレリチアには無かった...
育種家とはご苦労様な存在で、時には余分な事とも思えることも平気で手を出します。 その一つを紹介しましょう。ストレリチアの交配、育種も黄色種の遺伝が加わって以来、大きな変化が生まれてきました。生育の早さ、花立ちの良さ、苞...
「その一つに原種の魅力があります」 ストレリチア栽培で最も重視されることは、その品種がどれだけの価値があるかを決定する基準を定める事にあるでしょう。バラでもカーネーションでも草花や植木であっても、新しい品種が出てくれ...
私の所へは毎年、大勢のストレリチアのお客さんが訪れます。その中には意外に思うほどストレリチアを種子から育てている人が多いのに驚かされることがあります。実は私も仕事の中で多いことがらなので、それを、あまりにも簡単にやって...
前の章で今、どんなに、ストレリチアの世界が大きく変わろうとしているかも知れないと述べました。ところが、それがどのように変わるのか、それを知ってから行動しようなどとは考えないのが研究者なのです。つまり、道すじが分ってから、...
長い間、関心を持たれてきたのは、ストレリチアでは種レベルの問題でした。レギーネジャンセアパービフォリアと、主に植物学上の分類についてだったのです。それが一段落すると、ようやく、細かい部分にまで目が届く園芸の分野にバトン...
ストレリチアの明日を拓くか?「パーヴィフォリアセットラーズパーク」 これは、ジャンセア黄色原種とレギーネオレンジ原種との自然交配(サンバードによる)の雑種第一代でジャンセア ゴールドの親株です。黄色とオレンジの遺伝を半...
私のような育種家にとっては重大な問題なのですが一般の人にとっても無関係ではありません。メンデルの法則はエンドウ豆が対象でしたから、基本的にはともかく、細部についてはストレリチアは、少々、ずれた反応を示します。 4つの法...