ストレリチア秘話No.514 ストレリチアの自家受粉は近親結婚と同じ
前の章に続いて原種と交配種の違いを見てみましょう。 人が、つい、ストレリチアを自家受粉で種子をつけてしまったのは、稲のように自家受粉の植物を思い浮かべた結果で何の不都合も感じなかったからでしょう。一方には、野菜のよう...
前の章に続いて原種と交配種の違いを見てみましょう。 人が、つい、ストレリチアを自家受粉で種子をつけてしまったのは、稲のように自家受粉の植物を思い浮かべた結果で何の不都合も感じなかったからでしょう。一方には、野菜のよう...
少々、難しいテーマですが、ストレリチアを手がける以上は、植物学の素養を身につけることは必要でしょう。これがないと、思わぬ失敗をしてしまいます。花を咲かせて実を付ける植物には雄と雌が必要です。これが、それぞれ、雄花、雌花...
高度経済成長期以来、つい最近まで、ストレリチア栽培での寒さ対策は、設備の強化、石油燃料による暖房で対応してきました。しかし、この方法は、あまりにもコストがかかるので、資源の保護や簡略化の上からも、方向を変えなければなら...
ストレリチア秘話 No195にてストレリチアは、或る程度の寒さに耐えるが、花だけは弱いと述べましたが、今回は、もう少し掘り下げてみましょう。 植物にとって花は、次代を生むためのものですから最も大切な器官で、それだけにデ...
このことは専門的な事柄なので、一般の栽培家には興味は持てないかもしれませんが、レベルの高い人には必要な知識です。 ストレリチア栽培の初期の頃、原種だけの栽培から、人工交配に進み、それが手軽な自家受粉が多かった為に進歩が...
ストレリチアには、まだ解明されていない謎がいくつもありますが、その一つに『花粉がどのように雄しべから雌しべへ運ばれるのか』も、その一つです。サンバードがやってくれている、までは分かっても、それがどのように、どんな道筋で...