ストレリチア秘話No.872 ストレリチア 栽培の過剰 中庸 不足
2024年6月下旬、雨が続いたためにストレリチアの新芽が柔らかく、色も極く薄いで伸びすぎています。中には自分の重みに耐えられず、曲ってしまうのも出てくるほどです。 こんな現象は、ここ2、3年来のことで、今まで、こんな...
2024年6月下旬、雨が続いたためにストレリチアの新芽が柔らかく、色も極く薄いで伸びすぎています。中には自分の重みに耐えられず、曲ってしまうのも出てくるほどです。 こんな現象は、ここ2、3年来のことで、今まで、こんな...
これを当たり前と思わないで下さい。私は逆の場面に遭遇して驚いた経験があるのです。 一年前から、念願が叶ってマルーラという果樹の栽培テストを始めたのです。同じ南アフリカでも自生地が遠く離れてはいるものの環境の気候条件が...
秘話717号でオレンジ パービフォリアを粗末に扱ったと書きました。ところが、何をしたかと言えば、日当たりの良くない場所に置いたのです。 植え替えで鉢を抜いてみると、根は良く育っていますが、葉、葉柄の方が強さに欠けてい...
生物が生きるとは、生存のための活動の連続とでもいえましょうか。ストレリチアの生命維持活動を手助けすることが栽培なのだと言い換えることもでます。ところが、この活動は幅広く、数多くの条件に支えられていますから複雑です。それ...
よかれと思ってしたことが、成功したにも拘わらず、同時に困ったことも付いてきてしまうことが、よく起きます。この世の中、いいことばかりではすまない、のが自然の掟なのだと自分に言い聞かせるしかありません。 一昨年、昨年と続...
前章、No.432ではストレリチアが浴びる光線について述べたのですが、今度はストレリチアを取り巻く大気についてです。一口にいってストレリチアの自生地、南アフリカの大気は、我が国、日本よりは、よほど乾燥しています。ストレリ...
私は夕日を眺めるのが好きで、60歳代の頃、10年がかりで夕日の撮影に没頭したこともあるほどです。私の住んでいるのは太平洋に近い海岸地帯で、12月を中心にして1ヶ月あまり、夕日が海に沈みます。日が短い季節で、しかも寒くて...
私の栽培場は、以前はガラスの温室でしたが台風の被害に逢い、現在は露地で、冬は霜除け程度、夏は直射日光にさらす自然栽培です。ガラスは紫外線を通しませんから、温室内のストレリチアは伸び伸びと育っていましたが、現在の直射日光...
前の章 NO 216 でストレリチア生育の第一条件は日光であると述べましたが、これには補足する必要がありました。ストレリチアにとって日光がどうしても必要なのは成長期の約半年であって、 後の半年は成長を止めて休んでいます...
先日、ストレリチアの栽培相談に見えたお客さんがありました。私の所では珍しいことではありません。話を聞きますと、以前、手に入れたストレリチアが、一生懸命、面倒を見たにも拘わらず、息も絶え絶えで枯れかけている、とのことです...