ストレリチア秘話No.648 未だ、人の望みを聞いてくれないストレリチアが残っています。「それは矮性種です。」
昔、オレンジ色しかなかった時代のストレリチアは、中々、人の望み通りには動いてはくれず困ったものでした。それなのに近頃は改良が進み、ずいぶん働いてくれるようになって来ました。これは育種を仕事としている私から見ても驚く程で...
昔、オレンジ色しかなかった時代のストレリチアは、中々、人の望み通りには動いてはくれず困ったものでした。それなのに近頃は改良が進み、ずいぶん働いてくれるようになって来ました。これは育種を仕事としている私から見ても驚く程で...
ストレリチア鑑賞の中心は開花時期にあります。つまり、花こそが最大の目的なのです。 幸いにもストレリチアの開花期は長く、切り花にしても、冬なら1ヶ月も保ち、切らずに咲かせれば、寒い季節なら2~3ヶ月も続きます、この長さが...
ストレリチアが花として大勢の人に喜ばれ発展していくためには、どうしても必要な条件があります。それは植物として生育出来る環境条件がなければならないことです。 ストレリチの弱点は栽培上の最低温度が0度までであることですが、...
国も白治体も予想される白然災害への対策に真剣に取り組んでいます。不十分だとの批判を浴びながらも可能な限りの対策に励んでいるのです。予想される地震や津波にどう対処するかが主なテーマでしょう。 ここのところへ来て私は、人...
ストレリチアには様々な変異があります。草丈だけでも2mにも伸びるノッポから、50㎝にもならないコビトまで様々です。ストレリチアの交配、育種で苗を育てていますと、この両者が必ず現われます。ということは、自然界で、このような...
今までおっくうにして、なかなか手を出さなかったレギーネ矮性種の養成を始めることにしました。ジャンセアやパーヴィフォリアは本当に小さくて、矮性とよぶことに何ら支障はありません。しかし、レギーネは小さいといっても、それは普通...
2022年12月のことでした。ジャンセアゴールド実生株の集団の中の一株から花芽が顔を出してきました。この系統は遅咲きが珍しくありませんから、少しも不思議はありませんが、よく見ると草型が、やや小柄な矮性なので、これは面白...
「人類が強大な力を持ったために自然が破壊されている」と、よく言われています。しかし、ここでは、「自然は生かしてくれなかったのに、人類が生かしてくれた」ストレリチアについて語ろうと思います。それは、ドワーフ 矮性ストレリチ...
草型の小さい矮性種は、すでにあります。ここでいうのは、花、そのものが小さいことを指しています。レギーネを始めとする無茎種ストレリチアの花は、苞の長さ約15cmで、大きなアレンジメントにも十分に使えるので、重宝されていま...
私は10年以上も前からストレリチアの矮性種に関心を持ち、栽培を続けてきました。今までも、やや小柄なストレリチアへの希望は多くありましたが、本当に小さい「矮性種」を実際に手に入れた人はまだ、一人か、二人ぐらいでしかないの...