ゴールデンウィークに極矮性ジャンセアが一鉢開花しました。この系統は、まだ10数鉢ありますが、花が見られるのは数少なく、毎年、1本程度しかありません。
極矮性種は数が少ないだけでなく、花立ちの悪いものが多く、花を付けてくれるのは非常に少ないので特別に貴重なのです。花は小さいのですが、草丈40cmでは、大きすぎるようにさえ見えます。花の質は普通なのですが、そんなことは言っていられません。花が出ただけでも珍しいのです。私は「ゴールデンウィーク」と命名することにしました。
極矮性種を持つことは、ストレリチア栽培の中でも最高レベルといって良いでしょう。栽培が難しいのではありません。手に入らないのです。やっとの思いで入手しても、次の課題が待っています。一度、ストレリチア花を咲かせると、その後、少なくて1,2年、時には数年も休まれてしまうのです。体が小さく、養分を消耗してしまうと、次の貯金には年数が掛かるのです。これは、に耐えるには、我慢するか、数多く持つしかありません。結局、付き合うことが出来るのは限られた人だけになってしまいます。あだおろそかな気分では付き合えないのです。
