ストレリチア秘話No.499 ストレリチア栽培家は孤立し、名花は秘匿される
ストレリチアに関わる人々が、どこに、どれだけいるか?見当も付きません。ストレリチアの専門書を出版していた頃は、購入者名簿を作っていましたから、或る程度の数と地域の分布がわかりましたが、遠い昔のことですから、現在は大きく...
ストレリチアに関わる人々が、どこに、どれだけいるか?見当も付きません。ストレリチアの専門書を出版していた頃は、購入者名簿を作っていましたから、或る程度の数と地域の分布がわかりましたが、遠い昔のことですから、現在は大きく...
冬のストレリチアは、まったく、じっとしたまま、動きをみせてくれません。花芽だけは少しは生長しているでしょうが、それでも、一日あたりでは、まるっきり育っているようには見えない鈍さです。 この季節は、ストレリチアにとって...
白然の掟から離れたストレリチアは、野放図な生長に走るから、何らかの規制が必要ではないか、というのが前章でした。そこで代わりに取り得る技術の一つが剪定です。ストレリチアには枝がありませんから、整理して切り落とすのは、葉、...
前章からの続きです。今まではストレリチアが人工栽培では野放図に生きやすいことを主に栄養面からみてきましたが、どうも、それだけではないのではないか、というのが、との章です。 ユイテンハーグのジャンセア自生地は南北に道路が...
前章の続きです。ことは簡単ではありませんが、やれないことではないでしょう。一番の原因は肥料にあります。今までのストレリチア栽培では、肥料についての考えが、ただ、やれば良い、で単純過ぎたように思います。 第一には、施肥は...
南アフリカで撮影した写真を見直して、今更ながら、気がつきました。何百年も姿を変えていない自生のストレリチア。かたや、公園に植えられた人手の加えられた、数十年ぐらい経過した肥満、密生したストレリチア。どちらも同じストレリ...
植物の根の張り方は種によって様々ですが、それでも大抵は、標準ともいえる範囲内に収まっています。例えば木のように、枝の先端辺りの下ぐらいまでが、主な活動範囲であるようにです。しかし、ストレリチアは、この常識を遙かに超えた...
私の所へはストレリチアに関しての質問や相談がよくきます。その内容も、栽培技術に関しての質問で、私も真剣に答えなければなら高度なものから、笑って済ませるレベルまで、さまざまです。数日前、一人の女性から、問い合わせががあり...
国も白治体も予想される白然災害への対策に真剣に取り組んでいます。不十分だとの批判を浴びながらも可能な限りの対策に励んでいるのです。予想される地震や津波にどう対処するかが主なテーマでしょう。 ここのところへ来て私は、人...
長い間に私が蓄えたストレリチアについての情報、知識を隠匿しておかないで公開しようと始めたのが、この「秘話」で、最近は閲覧者の数も多くなってきて、やって良かったと思っています。原稿だけでも500近くなり、当初の予想を遙か...