ストレリチア秘話No.490 「ストレリチア秘話」の限界?

 長い間に私が蓄えたストレリチアについての情報、知識を隠匿しておかないで公開しようと始めたのが、この「秘話」で、最近は閲覧者の数も多くなってきて、やって良かったと思っています。原稿だけでも500近くなり、当初の予想を遙かに超えましたが、それだけに、いろいろと問題が見えてきました。

 その一つが情報伝達の限界です。

 発言する側には、それなりの技術が求められますが、それが、どこまで出来ているか自信がありません。不完全であることは間違いないのです。また、受け取る側にも、どこまで理解出来ているか、程度は様々でしょうから、合わせると、情報伝達の確度は、怪しいものです。まあ、100%のヨミュニケーションは不可能でしょうから、しかたない、ともいえるかもしれません。

 次は、伝えたくても、書くわけにはいかない事柄もあることです。マスコミュニケーシヨンですから、内容は、大勢の人に向けてであって、特定の人や少数の人向けの事柄は取り上げるのは、なかなか出来ないのです。事が高度なレベルになるほど起きてきます。結局、ほどほどのレベルで済ますことになり、はがゆさが残ります。分かりやすいように説明すると、不正確な数字ながら90%ぐらいしか載せられないのです。さて、残りの10%が厄介なのです。

  このような高度な段階になると、伝統的な技芸の世界のように師匠からの直伝でないと、などの問題にもなりかねません。また、そこにはインターネットには公表できない秘密があるかもしれません。こうなると、人から人への伝達ですから、必ず伝えてくれる保証はありません。また、人に頼らず、自力で会得する人もいるでしょう。

 これは、もう、最高レベルの話ですから、その難しさは、昔も今も変わりません。