ストレリチア秘話No.514 ストレリチアの自家受粉は近親結婚と同じ
前の章に続いて原種と交配種の違いを見てみましょう。 人が、つい、ストレリチアを自家受粉で種子をつけてしまったのは、稲のように自家受粉の植物を思い浮かべた結果で何の不都合も感じなかったからでしょう。一方には、野菜のよう...
前の章に続いて原種と交配種の違いを見てみましょう。 人が、つい、ストレリチアを自家受粉で種子をつけてしまったのは、稲のように自家受粉の植物を思い浮かべた結果で何の不都合も感じなかったからでしょう。一方には、野菜のよう...
前に我が日本がストレリチアのトップレベルにあると述べましたが、それには、少々、解説が必要です。質が高いのは、トップクラスのオレンジ プリンスの切り花だけで、一般に出回っているストレリチアのレベルは、原産国、南アフリカに...
「ストレリチア秘語 500号」を記念して、ストレリチアの基本的な事柄を取り上げてみたいと思います。 「生物は、独立した存在ではなく、その生まれ、育った環境に大きな影響を受けている。いや、環境とは切り離せない、環境、その...
以前の章にて、改良の進んだストレリチアの品種は、原生だった自生地へ戻したら生きてゆけないだろうと述べました。 この章は、その続きです。私たちは、石器時代から、早くも植物を自分たちに都合のいいように手を加え始めました。種...
農作物には倍数体が使われているものが数多くあります。4倍体で大柄になるので喜ばれている野菜、3倍体で子を付けない点が利点となったバナナやスイカ等、数え上げれば沢山あります。普通の植物は父、母から、それぞれ、1ゲノムずつ...
また、前章の続きです。出来の悪い人工種よりは原種の方がまだ、ましだ、と述べましたが、やはり、説明が必要のようです。実は、これ、底辺レベルの話であって、理想的なストレリチアを求める人に向けたことではありません。 原生の...
南アフリカ自生地でも盗掘の被害があります。しかし、それには酌量すべき背景もあるのです。我が国で、捨てられ同様の扱いを受けているストレリチアとは、姿は似ていても内容には違いがあります。自然では、種子が地面に落ちてから、一人...
アロエ ハエマンティフォリアを始め、南アフリカ産の頑固な植物が、故郷の環境条件に強くこだわるのは、その育つ環境が、あまりにも苛酷なために、それに対して全面的に適応しなければ生きていけなかったからでしょう。私たちが困るの...
私はジャンセアが好きです。葉のない、尖った柄の集団がスッキリした姿に見えるからです。乾燥にも、風などの障害にも、植え替えのショックにも耐えてくれるから、尚更です。 それだからこそ、後から起きた意外な現象にとまどってい...
補給とは軍隊だけのものではなく、あらゆる活動に必要なものです。勿論、生物の生活は補給の連続ですから、ストレリチアだって例外ではありません。 私の仕事の中心はストレリチアの育種です。花の交配をするわけですが、それには、...