ストレリチア秘話No.670 歴史的名花という基準もあるのです!
名花と呼ばれる優秀品種でも、すべてが一様であるわけではありません。ここではストレリチアの歴史を語る上で、どうしても書くことが避けられない一つの品種を紹介することにしましょう。 ストレリチアの故郷、南アフリカでも有名な...
名花と呼ばれる優秀品種でも、すべてが一様であるわけではありません。ここではストレリチアの歴史を語る上で、どうしても書くことが避けられない一つの品種を紹介することにしましょう。 ストレリチアの故郷、南アフリカでも有名な...
アフリカ大陸が、まだ、温暖、湿潤だった悠久の太古の時代に誕生したストレリチアは、大柄で、湿った環境を好む、現在の大型種に近い姿をしていたものと思われます。その後、やってきた乾燥化の時代になると、一部は乾燥に耐えるよう小型...
この章は、よほどストレリチアに関心を持つ人でないかぎり、読む必要はありません。 それほど実用上の価値がないからです。ストレリチア研究者とは、こんなことに関心を持つのか、と我ながらあきれているほどですから。 前のNo...
昔から「大所、高所から、ものごとをみる」ことの大切さを教え、諭す言葉があります。 この「ストレリチア秘話」を総括する意味からも、ストレリチアを一歩も、二歩も、いや、遠く離れた高所から見てみることも必要でしょう。 私...
ストレリチアの解明されていない謎の一つです。サンバードが蜜を吸いにやってきて花粉をメシベにつける、までは分っても、それが、どのような経過を辿って行われるのか、見当が付かないからです。授粉が、どのように成立するのか、推理...
ストレリチアの栽培にあたっては、目的も無く、勝手に育つよう、放任しているわけではありません。私にはお手本があり、それは自生のストレリチアの姿なのです。そのイメージを追いかけて育てています。 最初に案内されたのはグラハ...
ストレリチアが初めてヨーロッパに紹介されたのは、イギリスのジョゼフバンクスが1772年、南アフリカに派遣した植物採集人フランシスマッソンによってキュー植物園へ送られたのが最初とされています。 しかし、実は、もう少し早...
ストレリチアは栽培に、あまり、手が掛からなく丈夫なので公共用地への植え付けが向いています。でも、寒さに耐えられるか、どうか、が問題です。その点、パーヴィフォリアやジャンセアなら可能な地域が広がるでしょう。 これはいい...
ストレリチアに直接、関係があるわけではありませんが、大切なパートナーのことですから、知っておいて損はないでしょう。今までにも、折りにふれては述べてきましたので、これは補説です。 私はストレリチアの自生調査の折り、サンバ...
ストレリチアの自生分布図を見る度に首を捻ります。自生地が繋がって連続しているのだったら何の不思議もありません。でも、ジャンセアではパテンシーからユイテンハーグまでは数十Km、レギーネでは、イーストロンドンからウムフォロ...