ストレリチア秘話No.670 歴史的名花という基準もあるのです!

 名花と呼ばれる優秀品種でも、すべてが一様であるわけではありません。ここではストレリチアの歴史を語る上で、どうしても書くことが避けられない一つの品種を紹介することにしましょう。  ストレリチアの故郷、南アフリカでも有名な...

ストレリチア秘話No.601 ストレリチアの旅路 そして目指す未来

アフリカ大陸が、まだ、温暖、湿潤だった悠久の太古の時代に誕生したストレリチアは、大柄で、湿った環境を好む、現在の大型種に近い姿をしていたものと思われます。その後、やってきた乾燥化の時代になると、一部は乾燥に耐えるよう小型...

ストレリチア秘話No.591 ストレリチアの秘密はまだまだ続く

 この章は、よほどストレリチアに関心を持つ人でないかぎり、読む必要はありません。  それほど実用上の価値がないからです。ストレリチア研究者とは、こんなことに関心を持つのか、と我ながらあきれているほどですから。  前のNo...

ストレリチア秘話No.580 ストレリチアの謎 花弁の構造

 ストレリチアの解明されていない謎の一つです。サンバードが蜜を吸いにやってきて花粉をメシベにつける、までは分っても、それが、どのような経過を辿って行われるのか、見当が付かないからです。授粉が、どのように成立するのか、推理...

ストレリチア秘話No.544 ストレリチアの盲点

 ストレリチアが初めてヨーロッパに紹介されたのは、イギリスのジョゼフバンクスが1772年、南アフリカに派遣した植物採集人フランシスマッソンによってキュー植物園へ送られたのが最初とされています。  しかし、実は、もう少し早...

ストレリチア秘話No.529 バードウオッチング「サンバード」

 ストレリチアに直接、関係があるわけではありませんが、大切なパートナーのことですから、知っておいて損はないでしょう。今までにも、折りにふれては述べてきましたので、これは補説です。 私はストレリチアの自生調査の折り、サンバ...