ストレリチア秘話No.473 ストレリチア 寒さ対策の功罪
よかれと思ってしたことが、成功したにも拘わらず、同時に困ったことも付いてきてしまうことが、よく起きます。この世の中、いいことばかりではすまない、のが自然の掟なのだと自分に言い聞かせるしかありません。 一昨年、昨年と続...
よかれと思ってしたことが、成功したにも拘わらず、同時に困ったことも付いてきてしまうことが、よく起きます。この世の中、いいことばかりではすまない、のが自然の掟なのだと自分に言い聞かせるしかありません。 一昨年、昨年と続...
高度経済成長期以来、つい最近まで、ストレリチア栽培での寒さ対策は、設備の強化、石油燃料による暖房で対応してきました。しかし、この方法は、あまりにもコストがかかるので、資源の保護や簡略化の上からも、方向を変えなければなら...
ストレリチアの寒さに対しての抵抗は部分によって差があります。一番、弱いのが花、次が葉で、中心となる茎、つまり、葉柄は意外と強いのです。これには、訳があります。 近頃の研究によると、ここがストレリチアの生命活動を支えて...
これはストレリチアの自然栽培の場合であって、ハウスや室内栽培では、あまり強くは現われせん。 寒い日が続くとストレリチアの開花は、ばったり停まってしまいます。それが何日かすると、又、開花する現象が起きてきます。これはス...
夏の暑さが過ぎて涼しくなった秋はストレリチアの開花は順調に進行していました。ところが11月下旬辺りからバッタリと停まってしまいます。待てど暮らせど、なかなか咲いてくれないのです。実は、少しは進行しているのですが、その落...
ここでいう自然栽培とは、簡単なことです。ハウスなど環境を人工でコントロールするのではなくて、施設に頼らないで自然に任せることを指しています。それでも、霜除けを始め簡単な装置ぐらいは必要とします。 暖かい成長期は、この...
ストレリチアは自生地を離れて世界各地に広まってきています。自生地そっくりの気象条件の所は殆どありませんから、それぞれの地域が、それなりの補いをつけなければなりません。水の不足に悩まされる土地が多いのですが、我が国では、そ...
私は、よく「ストレリチアは環境の変化に鈍感」といってきましたが、ここで改めて表現し直そうと思います。ストレリチアは確かに環境に敏感には反応しないのは確かなのですが、部分的には反応もするのです。ただし、その反応は「持って...
ストレリチアの一年は大きく二つに分かれます。一は夏を中心とする成長期で、二は冬の休止期です。ストレリチアは休眠しませんので、完全に活動を停止することはなく、僅かな活動で春を待ちます。亜熱帯では生長期間が長くなりますから...
ストレリチアは丈夫な植物ですから、被害を受けることは多くはありませんが、それでも生物である以上、少しばかりの障害は避けられません。体が丈夫に出来ていますから物理的な被害は少ないのですが、病原菌や害虫の害はないこともあり...