ストレリチア秘話No.763 ストレリチア育て方の変異

 6月となり梅雨の季節が近づいています。ストレリチも活動盛んには違いないのですが、それでも普通の植物よりはつつましく、ゆるやかなものでした。ところが近頃になって、それに変化が起きてきたのです。

 ことはジャンセアゴールドの誕生です。2年も前から梅雨時の旺盛な育ちぶりに気づいてはいたのですが、初めの頃は臨時の出来事ぐらいに思って気に止めなかったのですが、3年目になると珍しくなくなって、ごく当たり前の状況になってきたのです。

 簡単に言えば、ストレリチアらしくなくなり、普通の植物並に育つようになってしまったのです。日当たりの良くない場所に置かれると葉柄が柔らかく伸びて、曲ってしまうのです。こうなると、ストレリチア本来の置き場であるべき直射日光と通風にあてないと正常な発育ぶりが期待出来ないかも知れません。

 だからといって悪くなったのではありません。今までのジャンセアより育ちは早いし、花立ちも悪くありません。育ち方が今までのストレリチアと少々変ってきただけなのです。未だ、変化が始まったばかりですから、これからの調査が必要です。