ストレリチア秘話No.683 ストレリチア には命名されていない名花もあります。

 ストレリチアの優れた花を見続けていると、見慣れてしまい,強い印象が鈍ってしまうととが珍しくありません。見過ぎ、慣れすぎ、といってもよいかもしれません。そうなると減多にない優秀花でありながら、なかなか命名されない不運な品種も出てきます。このように、未だ隠れている名花を発見するのも楽しみの一つになってきます。

 とくにゴールド クレストは名花が多いので、この傾向があるのです。同じような優秀花が多いので、うっかり見逃され、命名のチャンスがめぐってこないのです。こういう品種をいち早く発見するのも楽しみです。但し、それは簡単ではありません。しょっちゅう見て回っていないと、そんなチャンスには出会えないからです。

 つい最近、発見されて嫁入りした「ゴールドクレスト★★★★★星」がありました。花の美しさは文句無かったのですが、それぞれが、みな、紙一重の差なので、まだ命名されていなかったのです。改めて見直してみれば、一際、美しいのです。優秀花がありすぎると、こんなことも起きてくるのです。名花とはいえ、今までの評価だけに頼るだけでは、このような発見は出来ないのです。

 改めて名花発見の難しさに出合いました。